Woman type 2006 4/15 4-5月号 P.53 掲載記事

「いつかは海外で働きたい!」そんな夢を抱く人も多いのでは?

一足先に日本から脱出した先輩ワーキングウーマンたちに、海外進出成功のヒントを教えてもらおう。

ビジネススクールで体験したハワイ生活が忘れられず永住へ


ヒプノセラピスト/フリーライター ふなはしまさこさん


ホノルル郊外のハワイカイに、心のエステ『モエ・ハワイ』をオープン。

8歳の娘は日米間の三重国籍を持ち、現地校に通っており、夫は韓国とハワイの往復生活。

ハワイの風土が人々が大好きなのだという。

大学卒業後、富士通のシステム企画を経て、広報室に勤務していたふなはしまさこさん。ハワイ移住のきっかけは、入社4年目に体験したハワイ留学だった。


「語学研修で英語を使う楽しさを知ったことを機に、富士通がハワイに設立した日米経営学研究所(JAIMS)で、国際マネジメントを学ぼうと決心したんです」

JAIMSはホノルルにあるビジネススクール。ここで半年間生活したふなはしさんは、その居心地の良さに魅了される。定住を夢見て、日本に帰国後も休みを利用してはハワイに職探しに向かう日々を送り、3年が経った頃、かねてから申し込んでいたアメリカの永住権グリーンカード当選の知らせが。1年後、ふなはしさんはハワイの現地フリーペーパー『アロハストリート』の編集者として採用が決定。1994年に念願のハワイ生活を手に入れた。

「ハワイの職場は、形にはまった組織ではなく、日本でよく見られるような集団としての圧迫感がまったくない。一人ひとりを尊重してくれる」と語るふなはしさんは、その後出産を機にフリーライターへと転身。数年前からは新たにセラピストとしての仕事も始めた。

「ヒプノセラピー(催眠療法)では、さまざまな人の生き方、心の痛みに触れ、心の深い部分に潜む真の思いや、トラウマの原因、所在をご本人と共に探っていきます。これによって私自身もまた癒されているんです」


最近始めたブログ『楽園レシピ』『楽園サプリ』では、ガイドブックなどとは違った視点で、「おいしい」「楽しい」「癒される」と思うものを取り上げ、楽園ハワイの奥深い魅力を伝えている。これからもセラピスト兼ライターとして、ハワイ生活を続けていきたいという。



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